2023年10月24日

GA4がわかりにくい・・・

・GA4がわかりにくくてほとんど触ってない。
・とりあえず設定したものの、どこをどうすれば良いかわからない。
・そもそも設定すらできてないけど、大丈夫なのか?

上記のような状況になっている方いらっしゃいませんでしょうか?
GA4とはGoogleが提供している解析ツールで、この2023年7月より旧来のユニバーサルアナリティクスから、
新しいGA4に計測方法が変更となっています。
よって、サイトの分析をするのにGA4の対応はマストになっていますが、
何だかよくわからない!
という方がかなり多いように見受けられます。

今までユニバーサルアナリティクス(UA)を使っていた方は、なぜGA4が分かりにくく感じるのか?
GA4がまったくわからないという方はどう理解すればよいのか?
この辺りを簡単にまとめてみました。

従来のユニバーサルアナリティクスとGA4、同じGoogle Analyticsであっても中身は全く異なるものになっています。
では一体何が違うのか?

①セッションベースかイベントベースか?
UAでは各ページに対するセッション(流入数)を元にレポートされていましたが、
GA4ではイベントを元に、各ユーザーがどのような行動をしたか?が基本となっています。

②データ保持期間の最大値が大きく減少
UAでは最大50か月までデータをさかのぼって見ることができましたが、
GA4では最大で14か月とかなり減少しています。

③計測指標が異なる
上記①の影響や、そもそもの計測方法の変更により、様々な指標で違いが生じます。
例えば直帰率。
UAではセッション後どのランディングページ以外のどのページにも遷移せず、そのまま離脱することを直帰としていました。そのため、直帰率は「直帰セッション÷全セッション」という式で成り立っていました。
一方のGA4では「100%-エンゲージメント率」という式で直帰率が表されます。エンゲージメントというのは
・Webサイトに来訪してから10秒以上(10秒は初期設定)経過した
・2ページ以上閲覧した
・コンバージョンとして設定した行動が実行された
上記のいずれかのイベントが発生した場合のことを指します。
それらのイベントセッション(エンゲージメントセッション)を全セッションで割り返したものがエンゲージメント率となるので、つまり、GA4の直帰率とは上記3ポイントのどれも起きなかった場合の割合を指します。
これらの指標計算の違いはほんの一例で、詳しくは別の機会にお伝えしようと思います。

このように、UAとGA4ではそもそもの計測方法が異なるため、従来のUAの感覚では通用しないということが前提としてあります。これがUAを使っていた人がGA4に対してわかりにくい、使いづらいと感じてしまう理由ではないかと思われます。

一方でUAもGA4もよくわからない!という方もいらっしゃると思います。
GA4ではよりユーザー分析を行いやすくなっています。つまり、御社に訪れている人がどんな人で、どんな傾向があるのか?を分析しやすく、よりターゲティングを絞り込んだ形でのマーケティング戦略が可能となります。
これがGA4の最大のメリットであり、使うべき理由の最大のものだと思います。

とは言うもののまだよくわからないな・・・という方も多いと思います。
そのようなときは是非マツモト株式会社にご一報ください。
単発でのレポーティングや、解析を通してのWeb施策のご提案などもさせていただきます。
Webマーケティングのわかりにくいワードや概念などの通訳として、是非マツモト株式会社をお使いいただければと思います。

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