SOLUTIONS [ 解決事例 ]
企画伊原企販様
商品ブランディング・
パッケージ企画・制作
テレアポ営業がきっかけで、既存キッチン用品の商品名とパッケージデザインのリニューアルを手掛けました。
まずは、デザイナーや営業である以前に、ひとりのエンドユーザーとして商品を使用し、徹底的に分析。
「売上回復の一助になれば」と、商品がもつポテンシャルを最大限に引き出すご提案に努め、お客様から高い評価を受けました。
“商品と向き合い、課題を発見”
テレアポから商談が始まり、売れ行きが伸び悩んでいる既存商品「マジックターナー」のパッケージデザインと商品名を提案してほしいと相談されました。
課題は ①パッケージ面積が大きく売り場でスペースをとる ②パッケージに用途や写真が多数掲載され、訴求ポイントが絞れていない ③商品名「ターナー」がユーザーに伝わりにくいこと。
デザイナーが商品を自宅で使用・検証したところ、特に“いもをつぶすのに適している”ことに着目しました。
“気づきを具体的な
ご提案につなげる”
パッケージの表面は「いもをつぶす」の訴求一点に絞り、「揚げ物等にも使える」「食材をすくいやすい」といった他の特徴は裏面に記載することに。さらに、調理風景を撮影し、パッケージ裏面の二次元コードからYouTubeに誘導する形をとりました。
プレゼンではパッケージデザインと商品名を4パターンご提案し、採用のご連絡をいただきました。
“課題解決+αでお客様の満足感
アップ”
旧パッケージの商品が覆われている形状に対し、新パッケージは商品の3分の2を露出し、直接触れられるように改良。パッケージ面積は約3分の1とコンパクト化にも成功しました。旧商品名「マジックターナー」は、商品特徴をストレートに伝える「おいもマッシャー」に生まれ変わりました。
弊社にとっても未知の商品でしたが、実際に使用し、訴求点を絞った提案でお客様の満足を得ることができました。
1本の電話から新規顧客を開拓する喜び
「普段から、電話では熱意と丁寧な言葉遣いで、『印刷会社はもう決まっているから』と言われた場合も『では、デザインはいかがですか?』と違った切り口で提案をするよう心掛けています。新規案件の「おいもマッシャー」を皮切りに、さらなるシェアアップにつなげたいですね」
まずは、ひとりの消費者として使ってみました
「“不思議な形状だな”という第一印象を抱きながら商品を家に持って帰り、実際に料理に使ってみて便利さと機能性に驚きました。商品の一番の良さである「いものつぶしやすさ」をストレートに伝えるデザインを意識しました」
動画に誘導するアイデアに脱帽
「パッケージの形状、デザイン、ネーミングをさまざまな角度からご提案くださいました。動画に誘導する二次元コードのアイデアは当社の発想になかったものです。最終的には『御社の社員さんが実際に調理したうえでのご提案ですから間違いないでしょう』と判断しました」